この記事では、海上自衛隊の勤務地について次の内容を説明します。
- 海上自衛隊はいくつかの離島の勤務地を有していること。
- 離島は自然が豊かで、アウトドア愛好家に好評なこと。
- 特に、父島基地分遣隊は世界遺産に登録されるほどの美しさと、小笠原業務手当の存在から、一定の人気があること。
- 曹士隊員は、自衛官人生のどこかのタイミングで、他警備区への異動か離島勤務を求められること。
- 離島は自然が豊かで、アウトドア愛好家に好評なこと。
アウトドア愛好家に好評
いろいろ勤務地を解説したんだけど、ちょっと特殊なのが離島勤務だよ。
あー、まあ、海上自衛隊ですからね……。
超インドアの未来が興味無いのは知ってるけど、一応説明しておくね。
壱岐、奄美大島、対馬……。離島は交通の便が不便な代わりに、自然が豊かでアウトドア愛好家からは結構評判が良いんだ。
しかも、特地勤務手当っていう手当も付くしね。
なかでも、プッシュしたいのがココ!父島基地分遣隊!
父島って……小笠原諸島の父島ですか?なんでまたそんなところに基地があるんです?
父島基地は、航空機や艦艇がこの付近で活動する際の補給拠点とするために設置されているんだ。小笠原諸島には空港がないから、急患が出た場合なんかは飛行艇が飛んできて急患輸送をすることもあるよ。
この父島基地……。何といっても立地が素晴らしい。東京から1000キロ離れて空港もないから外界との接触は週に1便程度、片道24時間の「おがさわら丸」以外何もなし。
日本の施政下にはあるけど、江戸時代より前からハワイやミクロネシアからの入植者も入り交じった独特の文化。
サンゴ礁に囲まれ、どこまでも透き通った海。シーズンになると基地のグラウンドに入ってきたウミガメが産卵して帰って行くという。
2011年には小笠原諸島全体が世界遺産に登録された屈指の観光地……。
それでいて、特地勤務手当だけでなく、小笠原業務手当1日数百円まで付く……。
あっ、結局お金なんですね……。
ボクの知り合いでここの勤務を熱望して叶った人がいたんだけど、とても幸せそうだったよ……。急患が発生しない限り、それほど難しい仕事もなく。ダイビングや地元住民との交流が日常になる。
まあ、好きな人にはたまらないでしょうね。
そういうこともあって、父島基地分遣隊はマイナーな部隊であるにもかかわらず、一定のコアな人気を誇るんだ。
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異任か、離島か。
それからもう一つ大事なことが。曹士は基本的に一つの警備区内で異動する、と言ったんだけど、これも絶対ではないんだ。
「異任」という制度があって、曹士隊員は自衛官人生の中のどこかのタイミングで、他の警備区の部隊に行くように求められているよ。
あら、そうなんですか。。。
まぁ、実際はあんまり行われていないんだけどね……
ただ、行かせることを前提に毎年希望調査をされているからね。その時の人事の都合で、他の地域に行けと命令されてしまったら、その人は行かないわけにはいかないんだ。
えっと、それが離島勤務となんか関係あるんですか?
ここで大事になってくるのが、異任するか、離島勤務するかのどちらかを求められるってことなんだ。
そこで、特に離島の多い佐世保地区の隊員は、壱岐や対馬のような離島を希望することが多いんだよ。
なるほど、離島には手当があるんですもんね。それに遠いとは言っても佐世保と大湊の間で異動するよりは家にも帰りやすそうだし。
そういうこと。
(今日の記事は短いので、まとめはありません。)
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