祝!1周年! 各種ランキング/当ブログの問題点と今後の方針について

毎度ご愛読を賜りまして、心より感謝申し上げます。

時の流れは速いもので、当ブログは開設から1周年を迎えました。当初は、このようなニッチなテーマでは、読者も集まらないであろうから、数か月も保てば御の字、1年経って反応がなかったら撤退しようと思っていました。が、予想を上回るアクセスを戴き、最近はご感想やご質問も戴けるようになりました。心より御礼申し上げます。

今後も、読者の皆さまのお役に立てるよう精進しますので、引き続きのご愛読をよろしくお願い致します。

令和6年8月14日 とーみふた


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加えて、この1年間の各種ランキングや、当ブログの抱えている問題、今後の方針などを明らかにしておきます!

目次

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ランキング

アクセス数ランキング

アクセス数ランキング

第1位:当ブログアクセス数の約11.1%

第2位:当ブログアクセス数の約9.5%

第3位:当ブログアクセス数の約3.9%

この順位は予想通りでした。ちなみに、4位以降は、幹部と曹士の違い、一般幹部候補生採用試験、勤務実態調査、部内A幹/部内補生、A幹の要員区分……と、採用制度や入隊後のキャリア形成に関する記事が並んでいます。

平均閲覧時間ランキング

平均閲覧時間ランキング

第1位:15分39秒

第2位:10分37秒

第3位:9分16秒

ここ最近の、文量の多い記事がランクインしました。こうも面倒な話だと、記事を開くなり「ああ、やっぱいいや」と消されてしまうのではと考えて下りましたが、時間をかけて読んで戴けたことに、心より感謝申し上げます。

ちなみに、意外だったのは4位にB幹の解説記事が入ったことです。(5分44秒)

他の記事に比べて文量が目立って多いわけではありませんでしたが、しっかりと読んで戴けたのは、まさにB幹になろうとしている若年隊員の方が読者にいらっしゃるのかもしれません。

検索ワードクリック数ランキング

検索ワードクリック数ランキング

第1位:”自衛隊 階級 昇進スピード“:当ブログ記事クリック数の約26.3%

第2位:”自衛隊 昇進スピード“:当ブログ記事クリック数の約2.2%

第3位:”海上自衛隊 給料“:当ブログ記事クリック数の約1.4%

圧 倒 的 昇 任 欲 求 !!!(笑)
皆さん、昇任したくないんじゃなかったんですか!?

筆者にとって思い入れのある記事ランキング

思い入れのある記事ランキング

第1位

日韓防衛交流再開を受けて、解説記事を書く前に、FOIPについて解説しておこう……そんな軽い気持ちから書き始めた記事ですが、当ブログ最長の4部構成になってしまいました。抑止は実に奥が深い……。私自身、勉強し直す良い機会となりました。

第2位

初めて読者の方から質問を戴いたので、腕まくりして書いた記事です。普段、搭載ミサイルの話とかは極力書かないようにしているんですが、この時ばかりは遠慮せずに書きました。

第3位

読者の方から初めて明確に感想を戴いた記事です。開設から約1か月、概算要求の解説記事以外は、読まれているのか読まれていないのかもよく分からず、やはりテーマがニッチ過ぎたなぁ……と半ば後悔していた時に感想をいただけたのは、本当に嬉しかったですね。

現状認識

アクセス数など

アクセス数や感想の投稿などは、予想を上回るレベルで推移しています。

広告収入は、サーバー代の足しになれば……くらいに思っておりましたが、最近はサーバー代を超過し、資料収集などに活用できる程度の金額に達しています。ありがたい限りです。

この状況が変わらなければ、当ブログを維持することは可能です。

読者層

当ブログは、装備品の解説や安全保障論なども取り上げていますが、それに比して、採用制度、昇任スピード、給与などに関するのアクセスが圧倒的です。したがって、当ブログの主要な読者層は、募集対象者や若年隊員の可能性が高いと認識しています。

これは、当ブログの目的・運用方針において、主要なターゲットに設定した集団と一致しており、当ブログの方向性が目的に適合していることを示唆します。

当ブログの問題と今後の方針

更新頻度の低下

開設から2か月目までは、なんとか毎日更新をしていた当ブログですが、それ以降、日に日に更新が遅くなり、最近では週2、3回……はおろか、週イチすら更新がままならなくなっております。

更新頻度の低下は、適時性ある記事の提供を阻害し、当ブログの品質を低下させています。
例えば、本来なら今年の5月下旬には「Starlinkのおかげで艦内でもインターネットが使えるようになるぜ!!」という夢ある記事をお送りするはずだったのですが、当時執筆中であった「B幹になろう」記事の投稿が遅延し、B幹のメリットである叙勲のことをうっかり忘れていたので急遽補足記事を……と思ったら、予想以上に叙勲は沼が深くてさらに遅延し、いよいよ書こうと思ったら日韓防衛交流の再開に世間があまりに冷笑的だったので、先にFOIPの話をしなければ!となって遅延し……。
そうこうしている間に、新入隊員向けの夏の過ごし方とか、夏季休暇で気をつけないといけないこととか、そういう話を一切投稿できなくなり……
ええ!そうなんです!当ブログは、時事モノと季節モノに弱いのです!

その原因は自分でも明確に分かっております。更新意欲が減退したから……ではなく!考慮事項が増えたためです!問題解決のスピードが、問題発生のスピードに劣るために、どんどん後手後手に回っている……。海上自衛隊風に言うのであれば、意思決定サイクルの劣後というヤツでしょう。
以下、言い訳を!

記事のテーマの変化

開設当初は、護衛艦やパートの紹介など、公開された根拠文書も少なく、自身の知識のみで記述できる記事ばかりでした。が、特に今年に入ってからは、事実関係をよく確認しないと書けない記事を書くようになりました。実際、書いている途中で資料を再確認すると、自身の勘違いに気付かされて書き直し、という事象が何度も発生しており、執筆が滞る主因となっています。

登場人物の増加

護衛艦(DD)士官室のステレオタイプである「ひとなみ」士官室ですが、これだけ人数が増えてくると、誰が何を話すべきかで迷うことが増えました。何わけの分からない事を……とおっしゃるかもしれませんが、至って大真面目なのです。
明確に記載はしていませんが、全ての登場人物にはそれなりの背景を用意しており、言動と人格に矛盾が生じないように注意を払っています。登場人物の出現頻度にはかなり偏りがありますが、これは遠見1尉の交友関係をモロに反映した結果です。同期の(しかも同じ分隊だったのに)梶1尉とあんまり話してないのは、遠見1尉が未だに江田島を引きずっていて、梶1尉に苦手意識を残しているからです。

特に難しいのが、ブログの案内役である、遠見1尉。遠見は、ブログ開始直後、ひたすら海上自衛隊の事を語るポジションにあったのですが、私としては必ずしも本意ではありませんでした。遠見はまだ1尉になってちょっと、中級課程すら履修していない若者であり、装備品についてはペラペラ語れても、安全保障や指揮統率には全く通じていない程度の人物なのです。

もうひとつ、遠見の立ち位置を難しくしているのが、筆者たる私と遠見の乖離です。
遠見は「胸にカミーユ・ビダンを飼っている」のです。理想はあるけれど、それを実現する方法を知らない。理想論ばかり振りかざしてはいけないと頭では分かっているのに、妥協したくない。それらの点でいち早くオトナになってしまった周囲が許せないけれど、オトナになれない自分はもっと許せない。そうやって空回りし続ける若者なのです。
筆者たる私も、そういう人間のはずでした。だからこそ、もし私がこの立場だったらどうするかを書けばいいのだと、遠見という人物を設定したのです。ところが、いざ執筆を始めると、恐ろしく現実に適応している遠見に驚かされます。そう、書いている私自身が、知らぬ間に妥協を覚えてしまったのです。

でも、このブログの読者は……?これから入隊しようとする人、江田島や教育隊で必死に歯を食いしばっている人、部隊に来て理想と現実の板挟みになっている人……。遠見は読者の数年後の姿なのです。なのに、「オマエの言ってることは正しいかもしれないけど、そうしないと業務が回らないんだから、仕方がないじゃん」なんて、遠見に言わせるのか??
だからこそ、遠見は私の分身ではなく、読者の分身でなければならないと、肝に銘じることにしました。気を抜くと、どんどん私へと引っ張られていく遠見に鞭を打って、今日も「言ったところでどうにもならないこと」を吠えさせるのです。

表記法

当ブログでは「吹き出し」を多用し、人物同士に会話をさせる形式を取っています。巷のブログ指南書では「吹き出しの使用は要所のみに留めるべき」とされていますが、敢えてやっています。というのも、当ブログの読者の8割はモバイル環境からアクセスしているからです。いまここに書いているような長文よりも、メッセンジャーアプリのような見た目で短文を連ねた方が、読者には馴染みが深かろうと考え、吹き出しを多用することにしました。

船務長 先野1尉

何を言っている?
この様式美は無登録無形文化財『テッサ先生の補習授業』だぞ。
つまり、ターゲットは若者ではなく、インターネット老人会だ。

水雷長 遠見1尉

えっ、そうだったんですか……!?

ただ、「吹き出し」が向かない場面もいくつか感じてはいます。その代表例が用語解説で、その場にいる人物は当然理解しているはずの用語を解説させていると、どうしても話が冗長になってしまいます。また、吹き出しは横幅が狭まる分、1行あたりの文字数が少なくなり、文量が長くなったときに読みづらくなるデメリットがあります。
そこで、最近の記事では「用語解説」の枠を設けて、吹き出しによらない文も織り交ぜるようにしました。

このように、表記の仕方にも考慮事項が増えてきているので、書いている途中で書き直すことがあります。

記事、探しづらくない?

当ブログも記事数が100を超え、扱う情報も多様化してきました。しかし、トップページは投稿順に記事が並ぶばかりで、読者の性質ごとに最適な記事へすぐアクセス出来るようになっていません。
(一応、カテゴリとタグはそのためにあるんですけどね……)

実際、アクセス解析を見ると当ブログへのアクセスの90%超が検索エンジンから。つまり、誰もが検索で良い感じの記事が出てきたから単発でアクセスしてくれただけで、トップページから「何か良い記事無いかなぁ?」と探してページ遷移して下さった方はほとんどいないのです……!

これは由々しき事態と捉えています。

記事は本当にブログの目的に適合しているのか?

このところ、FOIPや日韓関係など、安全保障論に関する記事を書くようになりました。
このような記事を書いたのは、現職の海上自衛官ですら、FOIPや「望ましい安全保障環境の創出」のことを理解していない人が多いと感じたためでした。偉い方はよく「プレゼンスを示せ」と部隊に檄を飛ばすのですが、何故プレゼンスを示さないといけないのか、プレゼンスを示した先に何を勝ち取るのかは教えてくれません。また、防衛省は戦略3文書や防衛白書などで意図を発信しているのですが、それらの意図と共同訓練などの報道発表がリンクしていないのでしょう。だからこそ、当ブログはバラバラになっている意図と行動をリンクさせる役割を果たそうと考えました。
加えて言うと、このことを理解しておくことは、採用試験やCS試験においても必ず役に立つので、それらの受験を控えている方々の役に立とうと考えた、というのもあります。

しかし……こういった記事が当ブログのメインコンテンツになってしまって、本当に良いのだろうか、という迷いがあります。

このブログの目的は2つあります。

  • 第1に、より多くの方に海上自衛隊について知っていただき、質の高い入隊者を増やすことです。
    • 海自の方と話していていつも話題になるのが人手不足。近年、海自は広報を大きく改善してきましたが、なおも志願者の減少に歯止めがかからないといいます。また、海自の業務特性に適合しない人が深く考えずに入隊し、すぐに辞めてしまうという、お互い不幸にしかならない話もよく耳にします。
    • このブログでは、海自の魅力とともに、公式の情報発信ではなかなか出てこない負の側面についてもしっかりお伝えして、志願者やその家族の方が納得した上で入隊できるようにします。
  • 第2に、現に海上自衛官として働いている方々に必要な情報提供をすることです。
    • 特殊な働き方故に、海上自衛官向けのお役立ち情報はそう多く出回っていません。
    • 海上自衛官としての技能向上や、資産形成・結婚・子育てなどの人生設計をサポートして、よりよい人生を歩むお手伝いをします。
このブログについて

そう、当ブログは現職の海上自衛官や未来の海上自衛官をサポートするためのブログなのです。
正直、装備品や安全保障の話は書いていて楽しいものがあります。が、ミリオタが軍事評論家気取りでアレコレ述べているだけに過ぎず、それは当ブログのあるべき姿ではありません。
出港中にどうやって娯楽を確保しようか、とか、寄港地の美味い店、とか、どうやって引っ越しを乗り切ろうか、とか、年イチで転勤なのにどうやって婚活するんだ、とか、そういう地に足の付いた記事こそが、本来当ブログの発信すべき記事なのではないか……。そう思うのです。(PVは稼げないと思いますが!)

今後の方針

以上を踏まえて、初心に返った記事作成を心がけます!
(絶対にやるとは言っていない)

トップページの見た目などは、色々試してみようと思います。

それから、当ブログにはまだ「先任伍長」を登場させてないんですよ!実は、機関士と先任伍長は昨年12月くらいにはキャラ画像や設定まで作っていたのですが、記事の内容から、未だに日の目を見ていません。曹士隊員にも光を当てたいので、各パート長をというのは無理でも、せめて先任伍長は早めに出しておきたいところです。

引き続き、ご愛読をよろしくお願いします!

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