この記事では、入隊希望者の採用試験合格を支援するため、次の内容を説明します。
- 一般幹部候補生の採用試験は、主に1次試験と2次試験に分かれる。
- 飛行要員の志願者は3次試験も受ける必要がある。
- 1次試験
- 一般教養・専門択一・専門記述の3種類から成る。
- 一般教養と専門択一の難易度は「大学教養課程修了程度」とされており、ある程度レベルの高いところであれば、高校生でも十分に解答出来る難易度。
- 専門記述の難易度は「大学専門課程修業程度」とされており、専門性の高い知識を要求されるため、大学で学んだことの無い人物が高得点を得るのは難しい。
- 一番の敵は試験時間。試験時間は約6.5時間に及び、途中の休憩もほとんど無いため、持久力を要求される。一方問題数も多いので、スピード勝負でもある。
- 試験対策は過去問と公務員試験向けの参考書が最適。ただし、専門記述の試験問題は非公開なため、受験科目について広範に復習しておく必要がある。
- 2次試験
- 小論文と口述試験(面接)からなり、身体検査も実施される。
- 試験対策は別の記事で紹介する予定
さて、試験対策はしっかりやってるかな?
それが、まだ着手してないんです。
えぇっ!?あと1か月とちょっとだけど、本当に大丈夫!?
だ、大丈夫ですよ。私、頭いいんで。
それはそうと、試験について教えてもらえます?
まさか、募集要項にも目を通していないのか……。
一般幹部候補生の試験は大きく分けて2回
いいかい?これが一般幹部候補生の採用要項!
つべこべ言わずに目を通せ!
はいはい……。
で、未来が出願してるのは「海上」の「一般幹部候補生(大卒者程度試験)」ね。
ええ。その飛行要員です。
あっ、飛行要員なのか……。
そりゃあ、せっかくなれるなら艦乗りよりパイロットを狙おうかと。
むぅ……いや、それも未来の選択だ。ボクがどうこう言う話では無いね。
さて、試験全体の流れについて説明しておこうね。
一般幹部候補生の試験は大きく分けて2回。1次試験と2次試験を行うんだ。1次試験はマークシートと記述の筆記試験、2次試験は小論文と面接があるよ。
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飛行要員志願者には、さらなる試験
採用要項には3次試験というのも書いてますけど。
そう、それが飛行要員向けの試験。飛行要員志願者には、一般要員が行う試験に追加して2回の試験が行われるんだ。
1回目は1次試験の一環として行われるもので、他の試験の翌日に筆記式の適性検査をやるよ。
2回目は「3次試験」というやつで、飛行要員向けの身体検査をやるよ。
どんなことやるんですか?
うーん、ボクは一般要員で志願したから、あんまり詳細を知らないんだよね。幹部候補生学校に入ってから結局また適性検査が行われるんだけど、それと同じものだとすれば、紙に飛行機の姿勢の図が書いてあって、どちらが上かとか、舵を動かすとどう動くか、とかそういう筆記試験が行われるはず。
身体検査は、主に眼の検査が行われるはずだよ。
その適性検査に落ちたら、もう入隊できないんですか。
いや、適性検査に落ちても、一般要員としての選考が行われるよ。
というか、これはどうもおかしい制度で、飛行要員で採用になったからといっても、実際には飛行要員が確定するわけじゃ無いんだよね。
えっ、
もちろん、パイロットには圧倒的に近づくけど。
でも、今言ったとおり、幹部候補生学校でも適性検査をやるし、練習艦隊が終わった後の小月の学校でもやっぱり適性検査をやるし。
その中のどこかで引っかかると、飛行要員にはなれなくなるんだ。
えぇ……。
最初に全部やっとけよとは思うんだけど、何かしら事情があるんだと思う。少なくとも小月での検査は飛ばす前の最終チェックだし、適性の無い人を飛ばしたら、本当に命に関わるからね。実際、ボクの同期にも適性が完全では無い状態(準適)で飛行要員になった人もいるんだけど、パイロット養成の過程で、みんな脱落してしまったよ。
何度も何度も適性検査をくり返して、大丈夫な人間だけパイロットにするって方針は間違いないと思う。
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1次試験対策は過去問+公務員試験系の参考書を
さて、気を取り直して1次試験の話をしよう。
- 「一般教養」「専門択一」「専門記述」と、3種類の筆記試験から成る。
- 一般教養
- 試験時間180分
- マークシート記入式で、各問5つの選択肢から選択する。
- 「その1」と「その2」に分かれているが、試験時間中にどちらも解かないといけないので、受験者からしてみれば分かれている意味はあまりない。
- 「その1」は「人文科学」「社会科学」「自然科学」「英語」から成る。
- 要するに、国語・数学・理科・社会・英語の問題がまんべんなく出題される。
- 「英語」以外は選択問題で、何問答えるべきかは年により異なる。
- 「その2」は「文章理解」「数的推理」「判断推理」「資料解釈」から成る。
- 「文章理解」は現代文、古文、漢文などの文章について、要旨や文の解釈を問われる。
- 「数的推理」は時間・速度、割合、場合の数、図形の大きさなど、数学的問題を問われる。
- 「判断推理」は命題、順序、位置関係、暗号などを問われる。
- 「資料解釈」は表やグラフから意味を読み取る問題
- 選択問題は無く、全ての問題に答える。
- 専門択一
- 試験時間110分
- マークシート記入式で、各問5つの選択肢から選択する。
- 「人文科学」「社会科学」「理・工学」のうち1科目を選択する。
- 各科目は30題程度出題され、その中から20問を選択する。
- 専門記述
- 試験時間90分
- 記述式
- 「心理」「教育」「英語」「行政」「法律」「経済」「国際関係」「社会」「数学」「物理」「化学」「情報工学」「電気」「電子」「機械(造船を含む。)」「土木」「建築」「航空工学」「海洋・航海」の中から1科目を選択する。
- 1科目につき1~2問が出題され、その全てに解答する。
- 1次試験の合否は「一般教養」「専門択一」のみの結果で決まり、1次試験合格者のみ「専門記述」を採点される。
- 「専門記述」の結果は1次試験に影響せず、2次試験結果と一緒に最終的な合否判断に用いられるので、実質的には「専門記述」は「前倒しで行われる2次試験」と考えるべき。
- 飛行要員の志願者は、併せて筆記式の適性検査も受検する。
なかなかの情報量ですね。
まあ、そう思うかもしれないけど、そんなに難しいことは言ってないから、落ち着いてよく読んでほしい。
ここに書いてあるのは、要するに1次試験は、3種類の筆記試験から成るって事なんだ。
一般教養、専門択一、専門記述の3つですね。
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一般教養
一般教養は、読んで字のごとく、広く浅く、色んな事柄について問う問題だよ。
難易度はどうです?
採用要項上は「大学教養課程修了」程度とされている。
あー、つまり高校の内容ですね。
身も蓋もないことを言うと、そういうことになる。
国立大への進学者がそれほど珍しくないレベルの高校なら、卒業時点で概ねこの内容は網羅しているはず。
前から思ってたんですけど、高校でやってる内容なのに「大学教養課程程度」っていうんですね?
未来は大学1年生から大学の勉強をしたかもしれないけどね?
ボクが行ったような大学は、1年生の半分くらいの授業は高校の復習をやってるんだよ。それを教養課程って言ってるの。(偏見)
No.4 イギリスの産業革命についての記述として、誤りのあるものはどれか。
(1)市民革命を経て商工業が盛んになっていった。
(2)植民地の資源を使った毛織物で技術革新が起きた。
(3)国内で算出される石炭や鉄鉱石の使用量が増加した。
(4)蒸気機関の発明や改良によって輸送力が向上した。
(5)安く大量生産した工業製品を世界各国に輸出した。No.18 物体の運動は運動方程式F=maによって説明される。ここでF、m、aはそれぞれ、物体に働く力、物体の質量、物体の加速度である。次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)物体の位置が時間によって変化するときは必ず物体に力が働いている。
(2)物体に働く力は物体の速度の二乗に比例する。
(3)物体に働く力は加速度と逆の方向に働く。
(4)運動方程式は、円運動と直線運動のみ当てはまる。
(5)物体に働く力が物体の質量に比例すると、加速度は質量に依存しない。No.22 遺伝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
令和4年度第1回一般幹部候補生採用試験 一般教養(その1)
(1)減数分裂において、染色体数は分裂前と変わらない。
(2)対立遺伝子は、相同染色体の同じ位置に存在する。
(3)配偶子とは、ヒトの場合、卵子のみを指す。
(4)対合した二価染色体を相同染色体という。
(5)キアズマを2つ以上もつ二価染色体は存在しない。
うんうん、楽勝です。
ただ、あんまり余裕ぶっていると足元をすくわれるから注意が必要だね。逆に、中学高校の時にやったからこそ、専門外のことは忘れているってことも多々有るから。
確かに。注意が必要ですね。
とは言え、その1は選択問題だから、自分の苦手な問題は数問なら切り捨てることが出来る。英語は全て答えないといけないけどね。
その2のカテゴリーは、あんまり目にしませんが、何ですコレ?
その2は公務員試験独特の科目「数的処理」というものに近い問題だよ。数的処理の細目である「数的推理」「判断推理」「資料解釈」に加えて「文章理解」を問われるんだ。
その2は……、すごい個人的な所感なんだけど、とっても懐かしい感じがする問題なんだ。
あっ……なんか分かります。
これ、中学受験の問題ですよ!
でしょ?その他の問題も、場合の数とか、速度と距離の問題とかがほとんどだよ。
ってことは楽勝じゃないですか!
そう思うでしょ?ところが、いざ解いてみるとね……。
えーっと……アレ?
……おかしいな、この程度の問題、1分で解けてたのに。
そう。その2の恐ろしいところは、頭の柔らかさが重要になるって事なんだ。
残念ながら、12歳の子が秒で解く問題を、20代になったボクらはウンウン唸ってやらないと解けない……。残酷な現実を目の当たりにすることになるんだ。
くっ……
とは言え、数列の規則性を見つけ出す、立体の動きを把握する、なんて問題は、「いかに解法に辿り着くか」がモノを言うところがある。つまり、多少頭が硬くなっても、場数をこなせば類題に遭遇したときに、すらすら解けるようになるんだ、
言われてみれば、数列を見たらとりあえず差を取ってみるとか、ああいうの習性は回数こなしたからこそ辿り着くヤツですね。
つまり、過去問を何回もやれってことですね。
まあ、そういうこと。
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専門択一
次に専門択一。専門択一は、一般教養に比べるとちょっと高度な内容を、マークシート方式でテストするよ。
「人文科学」「社会科学」「理・工学」のうち1科目を選択すればいいんですね。
うん。おまけに、20問強~30問強くらいある問題の中から、20問を選択して解答すればいいんだ。
たとえば、理工学を選択した人は、生物とか化学を捨てて、数学や物理しか解かないってことができるんですね。
難易度は同じく大学教養課程修了程度、とされている。
さっき言ったとおり、一般教養に比べると少し難易度が高いけど、これも高校生が十分に答えられるくらいの内容だと思う。
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専門記述
一番厄介なのが、専門記述。
記述式試験って時点で、対策が少し重くなりますね。
記述だから大変ってだけじゃなくて、そもそも聞かれる内容もかなり高度になってるよ。採用要項上も、難易度は大学専門課程修了程度とされていて、大学2~3年生くらいが習うような内容の問題が出るんだ。
ようやく、大卒程度の試験って感じになってきましたね。
くっ、余裕ぶりおって……。
でも、実際この専門記述の存在は非常に大きくて、大学での専門教育を受けたことがないような人は、そもそも習ったこともない問題に立ち向かわなければならない。採用試験を受ける上で大学卒業資格は必ずしも必須では無いんだけど、高卒で入ってくる人がほとんどいないのは、専門記述のせいじゃないかと思ってる。
科目は、「心理」「教育」「英語」「行政」「法律」「経済」「国際関係」「社会」「数学」「物理」「化学」「情報工学」「電気」「電子」「機械(造船を含む。)」「土木」「建築」「航空工学」「海洋・航海」の中から1科目ですか。
まぁ、私なら情報工学ですかね~。
それでいいと思うよ。
ちなみにボクの場合、大学での専攻がどれにも当てはまらなかったから、本当に苦労したよ……。
あんまりニッチな分野に行くと、そういうところで困るんですね。
それで、問題はどんなのが出るんです?
それがね、無いんだ。
もう何年もの間、専門記述の問題は非公開とされているから、どんな問題が出るかは分からないんだ。
えー!
過去問本を買うと、公開されていた時代の問題が1年分ついてはいるんだけど、相当昔の問題だと思う。実際、つい先日本屋で見てみたら、ボクが入隊する前に買ったのと全く同じ問題だったよ。
問題にはナホトカ号事故(1997年)の原因について説明させるものがあったから、多分2000年代初頭くらいの問題だと思う。
20年前の問題ですか……。どこまでアテになるか……。
ボクの時の問題はもう覚えてないんだけど、内容は違えども難易度的には、過去問とそう変わらなかった印象があるね。
とは言え、出題傾向が分からない以上、対策は大学の教科書を一通り復習しておくとか、その辺りになると思う。
まあ、そうなりますね……。
それから、もうひとつ。専門記述の特殊なところは、1次試験でありながら、1次試験の結果に影響しないことなんだ。
?
1次試験の合否は、一般教養と専門択一の点数によってのみ決まるってこと。それで合格した人だけが、専門記述の答案を採点してもらえるんだ。
なるほど、記述試験の採点は手間が掛かりますからね。
それで、専門記述の結果はそのあとどうなるんです?
2次試験の時に、小論文や口述試験の採点結果と併せて、合否判定に用いられることになっているよ。つまり、事実上「前もってやった2次試験」ってことだね。
なるほど~。
ということは、「専門記述を白紙で出したけど1次試験は合格しました」ってことも起きるし、その後「小論文や口述で高得点叩きだしたけど落ちました」ってこともあるんですね。
そういうこと。
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時間との勝負
……Time is your greatest enemy.
……なんです、急に?
この試験、何が一番キツいかと言えば、圧倒的に時間なんだ。
時間割は、午前中に一般教養の180分。昼食休憩を挟んで、午後に専門択一の110分、僅かな休憩を挟んで専門記述の90分となる。
午前3時間、午後3時間半ですか……。だいぶ長いですね。
そう。人間の集中力は60~90分しか続かないとされる中、しょっぱなから休憩無しで3時間。もうこの時点でフラフラになると言っても過言ではない。
そのくせ、時間は十分かと言われると、そうでもない。
一般教養について言えば、その1その2をまとめて解くから約50問に180分というワケで、1問に使える時間は実は3分程度しかない。
単なる知識問題なら3分もかけないですけど、きちんと計算しないと解けないような問題が多いとちょっと大変ですね。
そういうこと。
だから、ボクとしては知識問題は後回しにして、頭がクリアなうちに「その2」を優先して解くことをオススメしているよ。
そうですね。それがいいと思います。
ちなみに、ボクは本番でそれをやって、実に試験時間の2/3をその2に費やし、最後の1時間泣きそうになりながらその1を解きました……。
時間配分、大事ですね。
でも、その2は50問中30問ですよね?2/3を費やしても十分許容範囲だと思います。
うんうん、ありがとうね……。
時間が無いのは、専門択一も同じ。20問を110分で解くから、1問あたりに使える時間は5分ちょっと。
何を捨てるか考える時間も必要ですし、いざ解き始めてみたらどうしても分からないから、別の問題に変えるってこともありますよね?
そうなると5分かけてたら間に合いませんね……。
まさしくそのとおり。
スピード勝負でありながら、持久力勝負でもある。それが1次試験の恐ろしいところなんだ。
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試験対策は過去問を重点的に。
さっきも言ってましたが、試験対策は過去問をやればいいんですよね?
過去問はどこで手に入るんですか?
自衛官募集ホームページに行けば、pdfデータが配られているよ。
おお、至れり尽くせりですね。
もちろん、これで勉強してもいいんだけど、ボクは過去問の本を買うのをオススメしているよ。
んー、本ですか。
理由は3つあるよ。
権利問題をクリアしている。
pdfデータをダウンロードしてみるとすぐ分かるんだけど、問題が全部収録されているわけではないんだ。
あらら、権利上の問題ですか。
そう。著作権の関係で、特に国語系や社会系の問題は文や図がpdfデータに収録されていないことが多いんだ。でも、それを見ないと解けないんだから、過去問としてはかなり大きなウィークポイントになっているよ。
それが、市販の過去問本だと収録されてるってことですか。
そういうこと。実際に出た問題で、本番同様に挑んでみたいなら過去問本を買うしかないんだ。
模範解答や解説がついている。
すごく、地味な話かもしれないんだけど。過去問本にはきちんと模範解答が付いてるんだよね。
あっ、そうか……。pdfデータは本当に問題を配ってるだけなんですね。
そう。知識問題なら調べれば正解に辿り着けるのかもしれないけど、計算問題や、解釈を問われる「その2」では、そういうわけにもいかない。
過去問本には模範答案に加えて解説も付いているから、どうしてそういう解答になるのかを知ることが出来るんだ。
収録年数 | 模範解答 | 解説 | |
---|---|---|---|
一般教養 | 5年分 | あり | あり |
専門択一 | 1年分 | あり | なし |
専門記述 | 1年分(古い) | なし | なし |
専門記述の問題(古)が収録されている。
最後に、過去問本には得体の知れない「専門記述」の問題が収録されているんだ。
20年くらい前の問題ですよね……。
確かに、とてつもなく古いし、模範解答も解説も無い。でも、他に頼るモノが無いのもまた事実。
何と言っても、どれくらいの難易度の問題が出そうなのか。それを知ることが出来るというのはかなり大きいと思うよ。
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● 配布データでは、権利上の問題から掲載されていない問題も網羅されています。
● 模範解答や解説も収録されているので、独学を強力にサポートしてくれます。
● 専門択一も最新の1年分を収録しており、模範解答も収録されています。(解説なし)
● 一番難易度の高い専門記述は、現在問題不開示とされデータも配布されていませんが、本書には参考として1年分のみ収録されています。(ただし、解答はありません。)
● 各年度の2次試験の小論文の問題も収録されています。(ただし、解答はありません。)
1次試験対策の核になるのは間違いなくこの過去問本になるよ。
その上で、物足りなさを感じた人は、他の公務員試験対策本に手を出せばいい。
他の公務員試験ってのはどの種類のものがいいんです?
国家公務員の一般職(大卒程度)と、概ね難易度や出題傾向は同じと言われているよ。
こういうのもやりつつ、でも一番重いのは専門記述対策なのを忘れてもいけない。非常に試験対策が難しい試験には違いないね。
専門記述の対策は、大学で使った教科書を広範に勉強しておくことでしたね。専攻分野に大きく左右されそうな気がしますが……。
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2次試験は小論文・面接・身体検査
この1次試験を見事乗り越えた人は、2次試験を受けることが出来る。
2次試験は小論文と口述試験を受けるよ。
口述試験というのは、その場でクイズみたいなのが出るんですか?
いや、これは自衛隊流の呼び方。要するに面接ってこと。
あー、志望動機とか聞かれるヤツですか。
そうそう。そういうの。
2次試験はそれはそれで重くて、対策をしっかりしていかないといけないんだけど、今日はかなり話が長くなっちゃったから、試験対策はまた別の機会に話すね。
それから、2次試験では身体検査も行われる。
身長・体重を測定したり、関節がきちんと曲がるか見たり。基本的にここで落ちる人はそんなにはいないんだけど、体重が過少/過多だったりすると容赦なく落ちるし、持病があってもけっこう厳しい。体調は万全にしていかないといけないんだ。
と言うわけで、今日はここまで!
なるほど~。今日はありがとうございました。
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