この記事では、入隊予定者の入隊準備をサポートするため、次の内容を説明します。
第1回
- 持参すべき荷物のリストは事前に送られてくる。
- 着替えや体育館用シューズなど。リストに書かれたものは絶対に忘れないようにする。
- 書かれていないものは共用のものが用意されているか、無くてもそれほど困らない。
- 入隊時、事前に送ったり当日携行したりする荷物は、極力少ない方が良い。
- 教育隊や幹部候補生学校には、私物を置くスペースがほとんど無いので、荷物が多いとものの出し入れに苦労することになる。
- 春入隊者は1か月もすればゴールデンウィーク休暇に入る。5月以降必要になりそうなものは休暇後に持ってくればよい。
第2回
- 個別のモノについてのコメント
- 時計
- 靴磨き
- 下着シャツ
- 運動靴
第3回
- 個別のモノについてのコメント
- 歯ブラシ
- ひげ剃り
- 洗濯洗剤・シミ抜き
今困ってるのは、持ち物ですね。何を持っていこうかなと。
ふむふむ……。
とりあえず、リストに従おう。
幹部候補生学校から着校の案内は受け取った?
ええ、何やら色々書いてありましたが……
着替えとか、筆記用具とか、運動用のシューズとか、色々書いてあったと思うんだけど、基本的には着校案内に書いてあるリストにさえ従っていればなんとかなるよ。
逆に言うと、あのリストに書いてあるものは絶対に外してはいけない。
書かれているのに持っていかなかったら、そりゃ怒られると思うんですよ。でも、本当にあれだけでいいんですか?
うん、リストに書かれていないものは、共用のものが用意されているか、無くてもそれほど困らないものだから。
- 共用のものが用意されている例
- 角ハンガー
- アイロン
- アイロン台
- 掃除用具(掃除機、箒、雑巾など)
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荷物過多に注意!
それより注意しないといけないのは、荷物が多すぎることだよ!
荷物が多いと大変
思ったより部屋は広いんですね。荷物が多くて困るなんてことあるんですか?
何か勘違いしているようだね……。たとえ部屋は広くとも、床に荷物を置いておくことは許されないんだ!
えっ、そうなんですか……。
モノを置くことを許されるのは、衣装ロッカーやら、ベッド下の箱くらい。幹部候補生学校でも教育隊でも、それ以降の術科学校でもそうだけど、とにかく私物を置くスペースはほとんど無い!与えられている僅かなスペースも余計な被服に占領されるから、実際に私物のために使えるスペースはなお少ない。
確かに、たったこれだけのスペースに入れるとなると、実際持ち込めるのってスーツケース1個分くらいのものしかありませんね……。
荷物はただ仕舞っておけばいいってものではなくて、使う度に出し入れしないといけないでしょ?箱の中に使用頻度の低いものが混ざっていると、肝心の必要なものを探すときも邪魔になるし、幹事付に飛ばされでもしたら復旧に時間が掛かってしまう。
なるほど、余計なものは持ってくるなってことですね。
ボクは入校前に情報を仕入れてさ、カッターのためのスノボパンツとか、参考書とか、色んなものを持ってきたんだ。
ところが、学校に着いてみたらとてもロッカーに入りきらなくてね。スーツケースと一緒に段ボール1箱を倉庫に保管してもらってたんだけど、最初の外出の時に全部持ち出すように言われて、制服のまま両手にスーツケースと段ボール箱を抱えて、下宿まで泣く泣く歩く羽目になったよ……。
いたたまれない……。
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ゴールデンウィーク休暇まで耐えよう。
幹部候補生学校について言えば、入校してすぐに下宿設定の機会があるから、私服とか、島での生活に必要になりそうなものは、後から下宿に送ってもらうのがいいね。
私も色々聞いてはいるんですけど、学校では結構必要になるものがあるんですよね?そういうのってどうすればいいんですか。
幹部候補生や、教育隊の春入隊者の場合、1か月さえ我慢すればいいんだ。4月の末からはゴールデンウィーク休暇が始まるからね!
あー、なるほど。でも、休暇って本当にもらえるんですか?生活態度が悪いから罰として休暇取り消しとかなりません?
よほど大きなトラブルが起きなければ、ほぼ確実にもらえる!
というのも、教務予定とか、食堂のアウトソーシングの契約とか、色んな理由で「やっぱり休暇を取りやめます!」って訳にはいかないからだね。何と言ってもこういうタイミングでもない限り、学校側も休めないからね。
仮に教官の呼び出しを無視してホワイトボードに罵詈雑言が書かれていても、休暇自体は妨げずに出発させてくれるから大丈夫!(休暇後に無事で済むとは言ってない)
そしたら、着校時はひとまず4月末までの1か月を乗り切るためのモノだけ持ってくれば、なんとかなるってことですね。
そういうこと!
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